すむたび in 松山:津和地島を一周してみよう その3

無事島一周を終えたのであとは帰るだけです。

乗船券はどこで買う?

離島あるあるなんですが、乗船券をいつ・どこで買えばいいのかよくわからないのですよね。
まあ周りの常連さんを観察してそれを真似ればいいんですが。

津和地島も他の離島と同じく、立派なフェリーターミナルなどありません。
海の駅がその役割を兼任しているのですが、いつ人が戻ってくるのも分からないので、とりあえず外でぼーっとしていることに。

そのうち、島に仕事で来たと思しき軽トラのお兄さんが海の駅に入っていきます。
もしかして?と思って私も入ってみると、中島汽船のお兄さんが戻ってきていました。
さっそく帰りの乗船券を購入します。

そういえば三津浜で往復券の販売はなかったような。

中島汽船のお兄さんは結構忙しく、他の軽トラや郵便車がやってくるたび、いろいろ対応しているみたいでした。
なので、海の駅にずっといるわけではないんですよね。
しかも私服なので、まさかこの人から乗船券を買うのだとは想像もできません。

私は時々離島に行くので、このお兄さんに声かければいいのかなあと勘で分かりましたが。

やがて、港には帰りの船を利用する面々が揃い、怒和島からフェリーが近づいてきました。
ランプウェイが下され乗船。

復路:津和地港→高浜港

1434に津和地島を出航。
復路も2時間ほどの船旅です。
とはいえアイランドホッピングであちこち寄港するので、それほど長くは感じません。

到着時に流れる中島汽船のテーマソングがいい味出しています。
ジャンボフェリーが有名ですが、フェリー会社ってテーマソング作るの好きなんですかね。

復路の寄港地も往路と一緒。
となると復路で下船した人たちが、このフェリーに乗ってきて、同じ面子が揃います。
往路の逆再生って感じ。

みんなそれぞれの仕事を終えてホッとしている感じ。
そういえばゼンリンの調査員の方もいたのですが、ほんとにどこまでも調査に行くんですね。
まさに現代の伊能忠敬です。

私はちょっと歩き疲れたこともあり、景色をぼんやり眺めるのみ。
港の岸壁にびっしりのフジツボを見て、フジツボにまつわる怖い話を思い出したり。

高浜港で下船

1613に高浜港に到着。
終点は三津浜ですが、気が変わったのでここで下船。

ここからいよてつの高浜駅まで徒歩1分なのです。
三津浜港だと三津駅まで徒歩15分。

近いのはとくにどうでもよくて、違う港を利用してみたかっただけです。
高浜港の待合所は小綺麗ですが小さくて、徒歩利用だけの港ならではの作りでした。

でも駅まですぐで、ここから松山市駅まで20分ほどですから、高速船を使えば忽那諸島から松山市中心部に出かけるのも気軽にできそう。
船というよりバス代わりっぽいですね。

ところで高浜駅はとても味わい深い老建築なんですが、売店がとくに渋い。
そして野菜の種が売っているのが謎でした。
誰が買うのだろう?

津和地島シリーズの記事一覧です:
津和地島を一周してみよう その1→往路
津和地島を一周してみよう その2→津和地島一周
津和地島を一周してみよう その3→帰路(このページ)