苫小牧西港 – レストランカームが美味しくてお手頃価格

北海道の海の玄関苫小牧港。
東西に2つのフェリーターミナルを持ち、東北と関東甲信越はもちろんのこと、北陸、東海、関西へのアクセスルートとして重要な港です。

ところでフェリーでの食事といえばビュッフェが人気で、苫小牧からの航路でも採用しているフェリー会社もあります。
ただお値段がディナーで2000円程度とちょっと高め。夕食にそこまで出したくないけどなあ、という時にお勧めなのがレストランカームです。

レストランカームの外観

レストランカームは苫小牧西港フェリーターミナルにある唯一のレストラン。

フェリーターミナルの食事どころと侮るなかれ。丁寧でしっかりした品をリーズナブルに提供してくれるのです。
食事処というよりはレストランといった雰囲気がしますね。

食事はもちろんのこと喫茶メニューもあるので、ちょっとした休憩でも使える便利さがあります。

店内の様子

ここは出発待合所と同じ2階で、タイミングが合えば目の前に停泊中のフェリーを眺めながら食事ができる贅沢なロケーションです。
店内は4人卓中心ですが、海向きの席もあり居心地は抜群です。

上の写真だと暗くてわかりにくいのですが、目の前は太平洋フェリーの停泊場となっています。
ここ苫小牧から仙台を経由して名古屋まで2泊3日の長旅の準備中。眺めているだけでも旅情を感じます。

和洋中と手広いメニューたち

メニューはファミレスほど多くはないものの和洋中から厳選した精鋭が揃っており、なにを選んでもハズレ無しです。
お値段は1000円前後が多く、高くても1500円ぐらい。

船内のバイキングより安いですし、バイキングでそんなに量を食べられないという人にもお勧めです。

北海道のご当地メニューにも惹かれますが、個人的に好きなのがシーフードフライ系。
この日は大海老フライ定食(1330円)があったので注文します。
他にお客さんがいなかったこともあり10分ちょっとで出来上がり。

主役は大ぶりの海老が2尾。髭とお頭も付いてきます。
付け合わせのサラダにも丁寧さが感じられ、理想的な定食です。

惜しむらくはタルタルソースを2倍欲しいかな。
肉厚で弾力のある海老にちょうど良いさっくり感を演出する衣。
熱々で海老の旨味をしっかり楽しめる一品です。いわゆる洋食の名店のエビフライです。

このレベルの料理が和洋中すべてにわたって提供されるのがレストランカームのすごいところ。
私は乗船前によく利用するのですが、なぜか空いていることが多いのですよね。

フェリーのディナー=船内ビュッフェ、あるいは持ち込みという固定観念があるから仕方ないのかな。
選ぶ楽しさのあるバイキングもいいのですが、美味しさ重視なら乗船前にここで食べることもお勧めです。

番外:対岸の八戸港のレストランも味わい深い

この日は八戸行きのシルバーフェリーへの乗船前に食事をしました。
(シルバーフェリーは船内にレストランはなく、自販機による食事のみ)

八戸港フェリーターミナルのレストランも味わい深いので、ちょっと掲載。

早朝5時前に到着したのですが、レストランは座席のみ開放中でした。
こちらは昔ながらの食堂然としていてレストランカームとは対照的ですね。

メニューもおしゃれさん系ではないものの、サンプルがいい味出しています。

機会があればこちらでも食事をしてみたいですね。