ロング・ウィークエンドのすすめ

世間では改元に伴う10連休が話題になっていますが、その一方で、「10連休なんていらない。その休みを使ってしばらく週休3日にしてくれ」という声があるとかないとか。
たしかになあ、と私も思います。

米国人の会社員曰く、アメリカにはLong weekendという考え方があるらしく、土日+平日休暇1〜2日でちょっと長めの休暇を取ることが多いそう。
私もその言葉に影響されて5年前から自主的にロング・ウィークエンドを取るようになりました。

米国人は日本人と同じくよく働きます。
しかし欧州ほどの長期休暇の習慣は無い(私の周りでは)。
その代わりにちょっと長めの休暇を取るという考え方なんですかね?

これって長期休暇に慣れていない日本人にも有効な方法だと思います。
3連休を増やそうというのも、もしかしてロング・ウィークエンドの考え方に近いものがありますし。
ただ日本の場合、政府から命令されないと休暇を取れない人が多いので、祝日を増やして3連休にしようということになるんでしょうが。

さて、このロング・ウィークエンド、やってみると病みつきになること間違いなしです。
土日にぎちぎちに予定を組み込んで、疲れを残したまま次の1週間へ、というのが無くなるんですよね。
そして、1〜2日休暇に余裕があるおかげで、休暇中にあれこれ詰め込むこともなく、余裕のある休暇、まさに余暇を過ごすことができます。

また、日程をずらすことによって、交通費や宿泊費が安く済むメリットもあります。
さらに渋滞のピークを外すこともできることも見逃せません。
まさにいいことづくし。

私は今でこそ1〜2週間の休暇を楽しめるようになっていますが、それが無理な時はロング・ウィークエンドでお茶を濁してリフレッシュしていました。
そしてそういう休み癖をつけていたからこそ、1〜2週間という長めの休暇でも時間を持て余さず過ごせるようになったのかなあと思います。

というのも、お盆休みや年末の休みを「長くて退屈だ」という友人を見るにつけ、「ああ、休み慣れていないのかなあ」と感じているからです。
休まないことに慣れてしまうと、せっかくの長期休暇も宝の持ち腐れになってしまいます。

人のことだからおせっかいかもしれないけれど、この人から仕事を取り上げたらどうなるんだろう?と心配になってしまいます。

休暇をちょっとプラスするだけで、とても幸せになれるロング・ウィークエンド。
ぜひ広がってほしい休み方です。