すむたび in 松山:やはり郊外モールは落ち着きます

伊予市に海を見に行った際、途中にショッピングモールがあるのを見つけ、駅からも歩いていけるようだったので覗いてきました。

場所は松山市の隣の松前町。
これで「まさき」と読むようです。

モールって必ずしも地域の最大都市ではなく、周辺の小さな待にあることも多いですよね。
いかに車でアクセスしやすいかが最重要課題なので。

ただ、ここは電車でもアクセス可能で、最寄駅は伊予鉄の古泉駅。

駅を降りると目の前にモールとその周辺の家電量販店などが目に入ります。

ショッピングモールあるあるなんですが、近いように見えて5分は歩きます。
建物が大きすぎて遠近感が狂うんですよね。

車社会の愛媛ですが、駅から歩いてモールに向かう人が10人ぐらいいます。
これは意外。電車が15分おきに来るので、これなら電車に乗る気になりますよね。

モール名はエミフルMASAKI。
この大きさは中型モールだと思います。

1月のすむたびで訪れたイオンモール沖縄ライカムの半分ぐらいの大きさ。

ただ、アウトモールや周囲の店舗を合わせるとかなり巨大な施設になります。
ここは一つの建物に全部のショップを詰め込むタイプではなく、周辺のロードサイド店と合わせてショッピングエリアを形成しているみたいです。

内部は全国どこにでもある量産型ショッピングモールです。
とくに特徴があるわけではなく、フロアガイドがなくてもどこにどんなお店があるのか分かるという。

ここにいると自分の地元のイオンモールに来ているかのような錯覚をしてしまいます。
お店の構成や客層などそっくりなんですよね。

都会の人は地方の良さが感じられないと文句を言うけれど、私は逆に安心しますね。
知らない土地で見つけた実家のような安心感。
そもそもここは地元住民のための商業施設ですので、観光要素は要らないです。

コメダコーヒーがあったので少し休憩。
周りのおばちゃんたちの世間話もうちの近所と似たり寄ったり。
広い日本、いろんなところでいろんな生活があるんだなあと思います。

ところで心配なのが、旧来の中心街である銀天街と大街道。
合計1kmにわたるアーケード街で、起点の松山市駅には髙島屋が、終点には三越があります。

ただ、中の商店街はそれなりに全国区のチェーン店が入って、地元店とあわせて賑わっているものの、モールほどの活気がありません。
デパート界の2巨頭が両端にあるからいいものの、どちらかでも倒れたら危ういんじゃないかなあ。

言い換えれば長さ1kmのショッピングモールですからね。
歩くことを嫌う人はモールの方に行ってしまうかもしれません。
でも私の地元からはこういうアーケード街は全滅したので、できる限り元気に存続して欲しいものです。