公園天国札幌市の公園めぐり。
今回は手稲区の前田森林公園を紹介します。
ここはいかにも北海道らしい、スケールが大きくて爽快な公園です。
前田森林公園
今回も札幌市の西側、手稲区にある公園です。
ここはJRの駅からは離れており、基本的に車でのアクセスが便利ですが、バスでのアクセスも可能です。季節が良ければ吹雪の中バスを待つなんてこともなくて良いのではないでしょうか。
特徴はとにかく直線的で広々とした敷地。
長大なカナルとポプラ並木、そしてそれらを望む展望台。
さらには展望台からはカナル越しに手稲山を望むことができます。
大通や札駅周辺は大都会の風景ですが、そこから車で20~30分でこの雄大な景色なのです。
公園自体も素晴らしいですが、アクセスの良さもその魅力を増大させています。
アクセス
JR函館本線の手稲駅から徒歩40分程度。
普通に住宅街の中なので、原野の中を歩くことはありません。
とはいえ、40分も歩いて来る人なんてまずいないと思います。
私は街並みの様子が知りたくて歩いたのですが、5月中旬で気温も心地よい小春日和だったからであって、冬はもちろん真夏でも歩くにはちょっと遠いです。
たいてい車でのアクセスになると思いますが、バスでのアクセスも可能です。
最寄のバス停は中央バスの前田森林公園入口。
ほんとに公園の入り口真ん前です。
このバス路線は地下鉄南北線北24条駅を起点とする「北72」。
北24条駅前〜前田森林公園入口の所要時間は30分程度です。
路線は「北24条駅前〜(停留所たくさん)〜前田森林公園入口〜前田森林公園」で、最寄は終点ひとつ手前の前田森林公園入口になります。
中央バスの公式サイトから、時刻表を転載します(2019年夏ダイヤ)。
◼️北24条駅前
◼️前田森林公園入口
両方向ともおよそ1時間に1本程度の運行ですね(2019年夏ダイヤ)。
北24条は地下鉄のさっぽろ駅から5分ほどなので、接続が良ければトータル40分ほどかかるでしょう。
ちなみに、徒歩10~20分まで許容できるなら、他にもバス停はあります。
前田森林公園の公式サイトには複数のバス停が紹介されています。
歩いていて気づいたのですが、札幌に限らず北海道の道路は直線が多いです。
ずっと先まで見透せるのになかなかたどりつかない。
これは心折れるので、徒歩10~20分でも油断しないほうがいいです。
園内の様子
この写真はカナルの南端から北側に向かって撮ったもの。
季節は5月中旬で、暑すぎず寒すぎず実に心地よい日でした。
見えにくいのですが、カナルの両側にはベンチが設置されていて、ポプラ並木の木陰の下、読書などにいそしむ人がちらほらいました。
近所にこんな素晴らしい公園があるって素晴らしいですね。
そして、カナル沿いに進むと建物が見えてきますが、あれが展望台です。
中に小さな食堂が入っていて、休憩施設にもなっています。
また、展望台の両側には見事な藤棚があり、私の訪問時(5月中旬)には満開ではなかったけれど、そこそこ見頃でした。
もうね、息を飲む景色とはこのことです。
私がこういう左右対称的なデザイン好きということもありますが、贅沢な土地の使い方というか、日本離れした公園ですよね。
左右の端にちょっと写り込んでいる藤棚も良いアクセントになっています。
冬は手稲山が雪化粧してまた別世界なんでしょうね(今も若干残雪があるような)。
この素晴らしい園内と景色を楽しめて無料なんですから。
たとえるなら昭和記念公園(東京都立川市にあるでかい公園)が無料解放されているようなものです。
私にとってのメインエリアはここなんですが、ここ以外にも芝生広場や木陰の小径など園内は気持ちの良い場所に溢れています。
そして、園内のあちこちで草刈りなど、手入れ作業が行われていました。
広大なので大変そうだけど、そういう人たちのおかげでこの美しい園内が保たれているんですよね。
下の写真では作業者の走った跡がついています。
私はスケッチブックを持ってきて、半日ちょこまか移動しながらいろいろ描いていました。
名所旧跡の物見遊山より、そういう過ごし方のほうが好きなんですよね。
まとめ
今回は手稲区の前田森林公園の紹介でした。
ここは旅行者にとって公共交通機関でのアクセスが不便な場所。
それだけに観光客でごった返すこともなく、のんびりとした札幌時間を過ごすことができるおすすめの場所です。
さっぽろ駅から | 40〜50分(地下鉄+バス) |
最寄りバス停から | 1分(徒歩) |
料金 | 無料 |
開園時間 | 24時間 |
トイレ | あり |
データは本記事投稿日現在