すむたび in 宮古島:ゆるポタリング△西へ(下地島の17END)

宮古島は周囲70kmの島。
自転車を趣味にしてる人にとっては気軽に回れるサイズ感です。

私が滞在した平良市街は島の西側の中央に位置しており、東西南北どこに出かけるのも便利なロケーションです。

今回は折り畳み自転車を持ち込んだので、そいつでポタリングしてきました。
レンタカーだとあっけない道のりも、自転車ならのんびりいろいろ見ながら楽しめます。

自転車について

宮古島は平坦な島で、山らしい山はなく、標高の高い場所は丘状です。
ですので急な坂道はなく、体力があるならならママチャリでも十分でしょう。

でも、快適にポタリングしたい場合、走ることに特化した自転車(クロスバイクなど)の方が快適です。
折り畳み自転車でも、折りたたみ専門のメーカー(ブロンプロンとかダホンなど)のもので無いと、数十キロのライドになると厳しいです。

個人的に50〜70kmまでは折り畳み自転車、それ以上はシクロクロス(ロードバイクとマウンテンバイクの混合みたいなの)で移動することが多いので、今回は折り畳み自転車を持ち込むことにしました。
離島にサイズ大きめのシクロクロスを輸送することが難しいこともあったのですが。

普段自転車に乗らない人なら、レンタサイクルを借りる場合はクロスバイクが良いと思います(ロードバイクのハンドルは慣れが必要なので)。
あるいは電動アシスト付き自転車でしょうか。

西コース:ゴールは下地島の17END

さて、滞在先から西へ向かうのは、宮古島の西に位置する伊良部島。
さらに伊良部島とほぼくっついている下地島にある17ENDです。

最短コースだと片道19km。

途中最大の難関は全長3540mの伊良部大橋でしょう。
取り付け道路を含めると4kmに渡って海上を走行するという逃げ場のないコース。

ちょっと勇気は必要ですが、結果的に素晴らしい体験になりました。

伊良部大橋までの道のり

私の滞在しているホテルは平良の市街地にありますので、伊良部大橋のたもとまではそれほど距離はありません。

あっというまに橋のたもとに到着し、海上に延々と伸びる伊良部大橋を心の準備なく目の当たりにすることになります。

ふだんから自転車で50〜100km走ることは慣れているものの、こんな長い橋を渡るのは初めてなので、やはり緊張します。

伊良部大橋

詳しくは以下の別記事にしますが、伊良部大橋を自転車で渡るのは素晴らしいの一言でした。

当日が穏やかな晴天で無風であったこともありますが、自転車ならではの海上ポタリングは他の場所ではなかなか経験できないものです。

まっすぐ前方の道路を見て走るのですが、それでも視界に入るのは空と海が大部分。
写真や動画では伝えられないので、実走してみることをお勧めします。

伊良部島南岸は開発の真っ最中

伊良部大橋を渡り終えてまず目にするのが写真のT字路。

宮古島まもる君(たかや君)がお出迎え、もありますが、背後で大工事が実施されています。

いま宮古島は宮古バブルと言われる時期で(ピークはすぎたとも言われていますが)、宮古島をはじめ、橋で繋がっている周辺四島も開発ラッシュなのです。

このT字路を左折して目的地に向かうのですが、道路沿いは建設ラッシュです。
コンドミニアムか別荘か分かりませんが。

今後建設が始まるであろう空き地もたくさんあり、道路はダンプがそこそこ行き交います。

せっかくのリゾート気分が台無しだと思う人もいるかもしれませんが、建設ラッシュが今の宮古島周辺の現実です。
私はこういう変化も生活感があって好きですが。

とはいえ、すぐそばにはこんな美しい海が控えています。
これは渡口の浜にかかる橋からだったかな。

通り池でトイレ休憩

下地島に渡り、通り池を目指します。

この写真を撮った直前に観光バスが通過しました。
通り池は下地島で最も有名な観光スポットですからね。

ちなみに、上の写真の左側の小道を通っても行けますが、サトウキビの収穫シーズンなので、大型トラックと鉢合わせするかもしれません。
私のような観光客は農作業の邪魔にならないようにメジャーなルートを通りましょう。

そして、通り池に到着。
私はトイレを借りるために立ち寄ります。
17ENDにはトイレはありませんので。

トイレは十分な大きさなのですが、さらに新しいトイレを建設中のようです。
シーズンオフ、かつ新型肺炎のせいで中国からのクルーズ船がやってこない状況(2020年1月27日以降、中国は海外への団体旅行を禁止)でもまあまあの賑やかさ。

ちなみに、バスの乗客は日本人団体でした。
私が滞在している間、バスツアーの乗客はすべて日本人客ばかりで、中国系(香港、台湾含む)の観光客はごくわずかな個人客しか見かけませんでした。

閑散としていれば通り池を見学して行こうと思っていたものの、ちょっと賑やかそうだったので通り池はパス。
また来ればいいのですよ。

目的地17END

随分と立派な通り池への入口交差点に戻り、あとは目的地を目指すだけです。

鬱蒼とした森の中を走ると数台の車が路駐しているのが見えます。
あそこが車の通行止め地点。

 

しかし自転車はこのままスルーしてのこり600mです。

ここで左手に現れた海、右手は空港の滑走路。

17ENDに到着です。

この日はたまたま航空機の訓練が行われていたので見ていくことに、そして岸壁に座ってぼーっとしていました。

私が滞在したホテルからの所要時間は1時間半。
もし寄り道や写真撮影をしなければ1時間ぐらいで到着したでしょう。
伊良部大橋以外は高低差のないフラットな道のりで、意外と楽でした。