滞在先から東西南北にポタリングをしてみようということで、西方向の目的地にしたのが17END。
たまたま飛行訓練が行われていたので見学してきました。
17ENDとは?
下地島空港の北端にある、海上に伸びた誘導路、それが17ENDです。
上の写真のように、透明度の高い海と無骨な建造物の組み合わせが非日常的な風景を作り出しています。
空港施設の一部なのですが、空港周囲の道路自体は立ち入りは禁止されていないので、一般人でもアクセス可能です。
ただ、車での侵入は不可で、少なくとも立ち入り禁止地点から600mは歩かなければ到達できません。
私は自転車でしたので楽でした。
地元の方は自転車で来ている方が何人かいましたね。
飛行訓練を見学
私が17ENDに到着したのが11時前。
すると5〜6人ほどの人がカメラやスマホを手にして滑走路を撮影している様子。
やがてエンジン音と共に、航空機がこちらに向けて離陸して行きました。
「この時間に定期便はあったかな?」と思って、撮影している人に聞いてみると、「今日はキャセイ航空の飛行訓練をしてるんですよ。知らないで来たのなら運がいいですね」とのこと。
「さっき離陸したのはぐるっと周回してまた戻ってくるよ」らしいので、私も待ってみることに。
すると、10分もしないうちに戻ってきて、滑走路の南側から着陸、と思いきやすぐに離陸。
いわゆるタッチ&ゴーっていうやつでしょうか。
いってらっしゃい(すぐ戻ってくるけど)
こんな感じで何度もタッチ&ゴーを繰り返します。
1時間ほどすると、しっかり着陸して、
くるっと向きを変えてこちらにやってきました。
お昼休みでしょうか?
海を眺めるだけで目が幸せ
この日はたまたま飛行訓練に遭遇しましたが、それが無くても海を眺めにくるだけでも十分価値のある場所です。
岸壁沿いに腰掛けてぼーっとするもよし。
というかそれぐらいしかすることはありません。
伊良部島在住の方が教えてくれたのですが、ここは干潮の時がとくにお勧めらしいです。
写真では満ち潮になりつつあるので実はお勧めではないのですが、それでも初来訪の自分にとっては十分美しすぎる絶景です。
地元の人も観光客も思い思いに過ごしていて穏やかな時間が流れています。
やはり車の侵入を禁止にしたのは効果的ですね。
観光客同士自然と会話が始まります。
私の自転車を見て、「若い頃は同じように自転車であちこち回ったよ」という方が結構いて、旅好きな人は自転車旅を結構しているんだなあと共感です。
また、なぜか上品そうな夫妻から飴玉をたくさんもらいました。
成城マダムっぽくてもおばちゃんは飴ちゃん持ってるんだなと納得。
という感じで、17ENDは海を眺めにくるだけでも大満足の場所です。
リピーターという観光客もちらほらいましたし。
どうしても飛行訓練が見学したい場合、スケジュールはみやこ下地島空港ターミナルのFacebookに掲載されていますので、それを参考にすることができます。
月に数回訓練は実施されているようです。
離着陸の方向は風向きにもよるので運次第ですが、海側から着陸する方が頭上すれすれを機体が通過するので迫力があるそうです。
アクセス
17ENDは下地島空港の北端に位置します。
2020年1月現在、17ENDは車の立ち入りはできません。
空港を周回する道路のうち、西側(通り池側)の道路を北上すると17ENDの手前600m地点で通行止めになります。
写真では何台か路駐していますが、ここに車を止めてからこの先歩いて向かうことになります。
自転車はそのまま進めます。
この時点で左手には絶景が広がりますので、600mぐらいはなんてことはないでしょう。
ただ、17ENDを含めて、日陰は一切無いので夏(4月〜10月)は長居できないかなと思います。
訪問時(2月)でも晴れた日の日差しは強烈なので日焼け止めは必須です。
車以外だと、私のように自転車が便利です。
下地島空港ではレンタサイクルを貸し出していますので、それなら最短4kmほどで到達できます。
冬の天気の良い日なら小春日和でのんびりできます。
かなりお勧め。