すむたび in 宮古島:宮古島で自転車旅の注意点

宮古島は自転車で一周しても100km弱のサイズ。
ほとんど平坦な地形で、市街地である平良地区を除いて信号も少なく、快適に自転車旅(ポタリング)ができます。

私が滞在したのは1月下旬〜2月上旬の真冬の時期。
冬なら気温も低くて快適にポタリングできるかなと思っていたのですが、冬ならではの注意点があることに気づきました。

そこで冬ならではの事情を含めて、気づいたことをまとめてみました。

宮古島や沖縄特有の注意点もあるのでお役に立てれば嬉しいです。

道路状況

アップダウン

地理的に宮古空港の辺りが高台ですので、そこを避ければ坂道回避できるでしょう。
あと、海岸沿いは登ったり下ったりを繰り返します。
それほどキツくはないですが、内陸を走ったほうが楽です。

でも海を眺めたいなら海沿いの道ですからちょっとジレンマですね。
ママチャリでは大変なので変速機能のある自転車がベストです。

小石やドロ

宮古島は建設ラッシュ。
ということでダンプがあちこち行き交ってます。
それらが落とす小石や泥に注意です。

雨で泥が水分を含むとぬかるんで確実にタイヤを取られます。
広範囲に泥が広がっているときは諦めて押し歩きしましょう。

あと、自然に土手や崖がポロポロ崩れて小石や泥が広がっていることも。
とくに歩道は要注意です。

運転マナー

地元の人の運転マナーはゆっくりで安全です。
あと、かなり譲ってくれます。
「え?そんなに待ってくれるのですか?」というぐらいに。

自動車の運転に限らないのですが、島の人は譲り合いの精神で生活しているように感じました。

レンタカーのマナーも島の人に比べればスピード出し気味だけど、とくに気にならなかったです。
ただ、ペーパーの人が運転しているかもしれないので、安心はできないですね。

歩道走行

歩道はほとんど人が歩くことはないのでのんびり走るのも良いでしょう。
ただ、草で覆われていたり、道のそばからサトウキビが侵入していたりとか、快適でないところも多いです。

あと、そもそも自転車走行を想定していないのか、交差点にはこんなトラップもあります。

点字ブロックの向こう側の段差ですけど、これタイヤを痛めるし、侵入角度によってはタイヤを取られて危ないのです。

歩道を歩くなんて都会だけですから仕方ないのはわかりますけど、建設時になぜこの仕様にしたのだろうか?

冬の気候

日差し

冬でも晴れれば紫外線は相当な強さです。
また、曇っていても急に晴れたりするので、日焼け止めは必須です。
短時間でも肌へのダメージは大きいです。

あと、沖縄全般にいえるのですが、南国の日差しは強烈で体力そのものを奪います。
いくら晴れて海が綺麗に見えるといっても、長時間日光に晒されるのはやめた方が良いと思います。

冬の沖縄ならではなのですが、とにかく北風が強い。
一日中吹いています。

しかも曇りの日とセットなので自転車で走行していると体感温度はかなり低く感じます。
体温を奪われないようなウェアを1枚持っていれば安心です。

コロコロ変わる天気

夏は晴れが続く宮古島。
しかし冬はジメジメとした曇天が続きます。

ただ、急に晴れたり、雨が降ったり、コロコロ変わるのも特徴。
天気予報を完全にあてにはできません。

晴れれば暑く、曇れば寒い、両方に対応できる服装がいいですね。

食事

コンビニやスーパー

コンビニやスーパーは基本的に平良周辺に密集しています。
補給は出発前にするのが良いでしょう。
コンビニはファミリーマート一択。

郊外になると、共同売店が集落に一つあればいい方ですね。

コンビニの2倍の広さで、生鮮品などスーパーと同じ品揃えです。
上の写真は北部の狩俣集落にある購買組合。近所のお客さんがひっきりなしで賑わっていました。

食堂やカフェ

これも平良中心の立地になるのですが、郊外に観光客向けの食堂などもあるにはあります。
でも個人経営の店舗などはシーズンオフである冬季は休業だったりで、あまりあてにしすぎなほうが良いでしょう。

自販機

さすが自販機大国日本。
離島でもくまなく自販機が設置されています。

さすがにさとうきび畑地帯にポツンと自販機があることはないけれど、集落や食堂、観光スポットには必ず設置されています。

宮古島ならではのこと

歩道に車

田舎住まいの人なら共感できると思うけれど、歩道に農作業の軽トラがデデンと止まってるのですよ。
私の地元でも歩道を自転車で走ってたら、向こうから軽トラのおじいいちゃんがやってきて、「おお!歩道に人がいるわい!」とびっくりされたり。

それはこっちのセリフやでと思いつつ、小回りの効く自転車で自分が車道に回避。
まあ田舎の歩道なんて1年に一人歩くか歩かないかって感じなのローカルルールということで諦めましょう。

宮古島では市街地でも歩道に駐停車している車がそこそこあります。
それ前提で回ってるので地元に人にとっては問題ないと思いますが、島外の人は歩道を走るときは注意しましょう。

犬が多い

飼い犬の放飼なのか野犬なのか不明ですが、トコトコしてるのを時々見かけます。
犬も自転車が来るとは思わずびっくりされたり。
猫よりも賢そうなので轢くことはないと思うけれど前方をよく見て走らねば。

それから病気を持ってないのかなあ。
私は狂犬病の予防接種はしてるけど、いずれにせよ噛まれたくないものです。

サトウキビの収穫シーズン

12〜3月はサトウキビの収穫シーズンなので、狭い農道を大型トラックが行き交います。
ってほどの混雑ではないけれど、地元の人しか立ち入らない農道では、相手も自転車がいるとは思わないので、みだりに立ち入らない方が良いでしょう。

例)左のような道には入らない

まとめ

以上宮古島を自転車でポタリングした際に気づいたことをまとめました。
同じことは橋でつながっている周辺四島にもいえますので、参考にしてください。

いくつか注意点はあるけれど、冬の晴れた日のポタリングは快適でした。
汗はかいても5〜6分休憩すれば引いていきますし。

難点は冬の晴天率の低さですが、宮古島でポタリングするなら冬が一番、と個人的な見解です。