さよなら宮蘭航路4/4:宮古港に到着

宮古港フェリーターミナルは、宮蘭航路開設に際して新築されたもの。
ピカピカして物理的にも眩しいです。

3階建てのうち、2階に受付や売店、軽食堂もあって、このフロアで乗下船もします。
バスの発車が8:35なのでまだ1時間弱あります(この日は15分早着した)。

ちょっと売店を覗いてみたところ、お土産品や食べ物飲み物ほとんど2~5割引きになっています。
航路休止に伴ってこの売店も休止になるわけですから投げ売りなんですね。

お食事メニューはかなり良心的ですね。

食事は窓側のカウンター席船を目の前にしてでいただくようです。これは贅沢ですね。

まだ
お腹一杯でなければなにか食べたかったなあ。

他のお客さんもそこそこお土産を購入したり、食事を注文したりしている中、私は水とキャラメルだけ購入。

まだ時間があるので、一つ上の3階に行ってみます。
待合所として使っていいですよとのことだったので。

ここはテーブルや椅子の他にいろいろ展示物がありました。

こういう手作り感は、貨物港色の強い八戸ではないだろうなあ。
宮古はどちらかというと観光が盛んなので、似合っていると思いますが。

今やウイルス感染の温床というイメージがついてしまったクルーズ船のパネルも。

こちらは平常に戻れば期待できるんじゃないでしょうか?
宮古を含め三陸沿岸は物流ルートというより観光のイメージが強いですしね。

さて、この階からはさっきまで乗船してきたシルバークィーンが直近に見ることができます。
7000トンとはいえ、広角でないと1枚におさまりませんね。

そろそろバスが出るので、外に出ましょう。

1階にはカラフルで希望に満ちたポイ作品が出迎えてくれます。
私はこれが一番気に入りました。

外観は簡素なんですが、その分中身で勝負って感じのターミナルです。

バス停とタクシー乗り場は出来立て感が残っています。

宮古〜盛岡のバス路線がフェリーの時間に合わせて足を伸ばしてくれるようです。
宮古駅前の到着時刻が9:05となってますが、これは発車時刻かな?

宮古駅まで160円。
この日の乗客は5人でしたので、900円の収入。
うーん、ガソリン代払っておしまいって感じです。

岩手県北バスは人が良すぎです。
最低300円ぐらいとってもいいと思いますが。

そして10分弱の乗車で宮古駅に到着。
4km弱なので、季節によっては歩いてもいいかもしれません。

ここは三陸海岸観光の拠点ですが、盛岡まではバスでもJRでも2時間程度かかります。

この地理的条件もなかなか乗りに来れなかった理由の一つです。
室蘭にしても新千歳空港からバスで2時間弱かかりますしね。

ところでJRに乗るまでの間、駅近くのマックで朝カフェでもしようと思ったら9時開店に変更。
これはコロナの影響か?でもこの時点で岩手県に感染者はいないはずだが。

でもそれとは関係なく、オリンピックの聖火の輸送を見ることができました。
なんかセレモニーぽいことやってるなあと見ていたら、それが聖火らしい。

三陸鉄道の列車に乗せて各地で展示するようです。
(左端の発車した列車が輸送してるようです)

どうりで人が大勢いたものだ。
といってもセレモニーは30人ほど、列車の見送りは100人ほどなので、大騒ぎってほどではなく、その他の人たちも思い思いの場所で見送っていてのんびりした感じでした。
これならコロナウイルスに感染しないだろうなあ。

ところでオリンピックは内々で延期が決定したようですが、聖火リレーまたやるんでしょうか?
なんか調子狂いそうですけど。

旅の終わりに幻の聖火リレーを見ることができて、良いオチがついたさよなら乗船でした。
ま、ここから自宅に帰るまでも長旅なのですが。