Beelineという自転車用のナビをご存知でしょうか?
手のひらに収まる小さなナビで、目的地がどの方向にあるのかを教えてくれるナビで、スマホのアプリと連携して使用します。
Beelineの特徴
このBeelineというナビは、「目的地がある方向と距離だけ」を教えてくれるもので、それ以外の昨日は全て削ぎ落としています。
実に潔い製品で、そんな需要はあるのか?と思うかもしれませんが、自転車でポタリングする際には結構重宝する機能なのです。
通常のナビですと、目的地までのルートを事細かに指示してきますが、このナビなら大まかな方向だけを示してくれるので、ルートは自由自在です。
自転車は小回りが効くので、車の少なそうな道を選んだり、初めてのルートを選んだり、自由度の高いポタリングが可能になります。
また、地図を使用したこれまでのナビだと、地図を見る必要があり、走行中に見るのは危険ですし、かといっていちいち停車して確認するのも面倒なものです。
でも、このBeelineなら、チラッと見るだけで直感的にどの方向に進めばいいのか分かるので、運転に集中でき、ストレスフリーで目的地まで到達できます。
Beelineの使い方
Beelineを使うには:
- Beeline本体
- Beelineアプリ
の2点が必要です。
本体は税込20000円ちょっと、アプリは無料です(有料プランもあり)。
本体はamazonはお値段高めですね。
サイクル関係の専門店(wiggleなどのオンライン店舗)のほうが良心的な価格設定です。
アプリはiOS、アンドロイド共に提供されています。
ちなみに、私の持っている本体は初期(2018年)のモデルです。
現在のモデルは若干アップデートされていて、機能の追加があるようです。
ただ、シンプルさには変わりないので、余計な機能がついて使いにくいということはないそうです。
実際に使ってみよう
Beelineの使い方はとてもシンプル。
- 本体の電源をOnにする
- アプリで目的地をセット
- 本体を自転車に装着
たったの3ステップです。
本体の電源をOnにする
Beelineは本体とアプリをBluetooth接続して使用するものです。
ですので、まず本体の電源をOnにして、アプリとBluetooth接続しておきます。
これは最初の使用時に設定しておけば、その後は電源を入れるだけで自動的に接続されます。
アプリで目的地をセット
アプリを起動すると、「どこにいきますか?」と、目的地を聞かれます。
「どこにいきますか?」をタップすると、地図と現在地が表示されます。
目的地は検索窓に文字を入力して調べるか、地図を動かして選ぶかの二択です。
今回は地図から選ぶことにし、下の画面中央にある「崎田川湧水」を目的地とします。
目的地をタップすると、グリーンのフラグとサークルが表示され、右下に「Go」のマークが現れるので、それをタップします。
本体を自転車に装着
次に本体を自転車の見やすい位置に取り付けます。
この時点で本体には目的地がセットされていて、方向と直線距離が示されています。
目的地の方向とずれてくると、矢印もあらぬ方向を向くので、進路を軌道修正します。
ゴール付近に到着。
正確には写真右上の赤い屋根の辺りがゴールですので、
これでゴールなのですが、Beelineアプリでは、スタート地点〜目的地までどの様なルートを辿ったのかアプリで確認ができます。
こういうデータがあると、帰るは違う道を通ってみようとか、ポタリングの楽しみが増えますね。
シンプルだけど、自転車乗りの好みを分かっているアプリです。
Beelineを使う上での注意点
このアプリは距離と方向を示すだけで、ルートに関してあれこれうるさく指示はしてきません。
ですので、ルート選びはすべて自己責任になります。
たとえば、目的地への方向に広大な障害物(海や山など)があったとしても、そのことは考慮されず、直線距離で目的地までの距離が提示されます。
たとえば、今回のルート上には、宮古空港の敷地が立ちはだかります。
ですので、何も考えずに進むと、空港エリアのフェンスに通せんぼされるかもしれません。
ルート決定の自由度がある分、その様なリスクがあることを念頭に、ある程度下調べをするか、経由地の機能を使用するか、あるいはそんなハプニングを楽しむ余裕が必要です。
それから、バッテリーの持ちですが、2年以上使用している現在、使用中だとバッテリーの劣化は特に感じません。
ただ、長期間放置しているとゼロになるので、気がついたらUSB充電しておけばよいと思います。
それ以外はこれまで文句なし。
ポタリングのよいお供で、2万円の価値は十分あるなというのが感想です。
ポタリングをもう一段階楽しくしてくれるBeelineはおすすめです。