すむたび in 札幌:公園めぐり〜モエレ沼公園

公園天国札幌市の公園めぐりの3公園目。
ここは大通公園を除けば、内地の人にとって一番の知名度ではないでしょうか?
東区に位置するモエレ沼公園です。

モエレ沼公園

この公園は彫刻家のイサム・ノグチ氏が設計したことで知られ、敷地全体のデザイン、点在する建築物など、ありとあらゆるものがアートな雰囲気に満ちています。
元々がゴミ処理施設だったところに一から造成した公園だけあって、非常にドラスティックなデザインとなっています。

名称の由来となっているモエレ沼はアルファベットのCを線対称にした形をしており、そのモエレ沼に抱きかかえられるようにして公園敷地が広がっています。

そして、公園の西側には甘食みたいな形をしたモエレ山があり、頂上からは360°の展望が望めます。
本格的な展望なら、旭山記念公園や藻岩山でしょうが、ここは登ること自体を楽しむ山で、展望はおまけみたいなものだと思います。

まあとにかく広大な公園なので、1日あっても遊びきれないと思います。

アクセス

ここは基本的に車でのアクセスが便利で、札幌市中心部からおよそ30分です。
公共交通機関を利用する場合、地下鉄+バスでのアクセスになります。

モエレ沼公園利用の際のバス停は以下の3つがあります。
ただし、運行期間や公園の出入り口の開閉期間など注意が必要です。

1. モエレ沼公園:公園から徒歩5分。4月末〜11月初頭の休日&夏休み期間の毎日利用可能
2. モエレ沼公園東口:公園から徒歩10分。毎日利用可能
3. モエレ沼公園西口:公園から徒歩10分。毎日利用可能。積雪時最寄りの公園入口は閉鎖

大まかに分けると上記のとおりですが、モエレ沼公園公式サイトは要確認です。

「1. モエレ沼公園」と「2. モエレ沼公園東口」はそれほど離れていないので、毎日運行している「2. モエレ沼公園東口」のほうが便利そうです。
地下鉄東豊線の環状通東駅から「東69」または「東79」に乗って所要25分ほどです。

「3. モエレ沼公園西口」は本数が若干多くて、所要時間も若干短いので、無積雪時ならこちらが良いかなと思いました。
地下鉄東豊線の新道東駅から「東76」に乗って所要20分ほどです。

新道東駅→モエレ沼公園西口方面の時刻表(2019年夏ダイヤ)

モエレ沼公園西口→新道東駅方面の時刻表(2019年夏ダイヤ)

園内の様子

まずはシンボルのモエレ山ですね。

一見緩やかな芝に覆われた丘のように見えます。
でも道のないところを登ろうとすると、滑る滑る。
頂上に近づくほど勾配が急になり、結構大変です。

ですので、2方向から登山道が整備されています。
初めての時は素直にそこからアプローチしましょう。

そして頂上からの眺めがこちら

これはたしかさとらんど/札駅方面だったはずです。
4月中旬という、北海道を訪れるにはオススメできない季節です。
それだけに、人も少なくてかなり独り占めできました。

かわってこちらは5月下旬の様子。

1ヶ月で新緑で青々と。
北海道の春は一気にやってくるのが感動的だと聞きますが、本当にそれを実感します。
向こうの三角のはイサム・ノグチ氏の作品でしょうね。

中央ちょっと上には、木々の間からガラスのピラミッドがその姿を覗かせています。
とにかく距離感がかなり狂うほど広大です。

まとめ

今回は東区のモエレ沼公園の紹介でした。
この2〜3年、観光客にも認知度が高くなってきた公園です。

ただ、公共交通機関でのアクセスがバスだけであるということと、観光客は「北海道=大自然」という公式通りに動くので、まだまだ地元の方の憩いの場です。
観光客といえば外国人が目立っていたので、イサム・ノグチ効果でしょうか。

とはいえ観光客でごった返すこともなく、健康的な札幌の一面を感じることができるのでオススメです。

さっぽろ駅から 40分(地下鉄+バス)
最寄りバス停から 5~10分(徒歩)
料金 無料
開園時間 7:00~22:00
トイレ あり(冬季はガラスのピラミッド内のみ。年末年始はそこも閉鎖)

データは本記事投稿日現在