すむたび in 那覇:到着の日

暦の上では、小寒〜大寒〜立春が寒さのピークとされているそうです。
2019年でいうと、1/6~1/20~2/4にあたります。
特に大寒前後は寒さが最も厳しい時期で、ここを沖縄とか南の方で過ごしたいなあとずっと思っていました。
そしてついに今年念願叶って沖縄での避寒が実現しました。

1月中旬〜下旬はベストタイミング

日本人の年末年始休暇と中華圏の旧正月のはざま、2019年だと1/7~2/5が狙い目でした。
しかも最初に述べた寒さのピークにも重なり、避寒にはもってこいのタイミングです。
そこで今回は1/14~25の旅程としました。

年末年始の休暇明け後、1週間仕事しただけでまた休暇というのもどうなんだろう?と思わなくもないけれど、有給の消化を迫られているのでまあいいかと決めました。

日本の3連休最終日出発〜金曜日帰着というスケジュールにしたので、航空機のチケットもお安く済みました。
スケジューリングの基本は大多数の移動に合わせないことですね。安く・快適に移動できますので。

宿泊費も土曜日を除いて1泊平均5500円程度と、かなり安く済ませることができました。
旧正月に加え、プロ野球のキャンプが始まるとホテル代は上がるそうです。
そういう意味でも1月の滞在は正解でした。

那覇に到着しての印象

今回往路は鹿児島からフェリーで那覇に入りました。
鹿児島を前日の18:00に出航し、那覇到着は19:00。25時間もの長距離航路です。
それは別の記事にするとして、私にとっては初めて海路での沖縄入りでした。

気温は17℃ぐらいで風はなし。ちょっと肌寒いけれど、内地の寒さとはまったく違う。
フェリーの経由地である奄美あたりからそれは感じていたので驚きはないけれど、やっと寒さから解放されたんだ…とほっとします。

那覇のフェリーターミナルは中心街から近くにあり、バスターミナルやモノレールの駅がある旭橋から徒歩10分足らずです。
でも、フェリーターミナルは古めかしい建物で、人の姿もまばらです。
港特有の寂しさと殺風景さが入り混じって、少し不安になります。私好みだけれど。
那覇空港の華やかさとは違って、アウェイ感をびんびん感じます。

港の外に出る道を探し、街灯もない暗い歩道を伝って、駅へと続く明るい道路に出た時はほっとしました。
地図で下調べしていても、知らない街の雰囲気に「こっちであってるのかな」とつい不安になりますね。
そもそも地図を読むのが結構苦手で、よく迷いますし。

旭橋駅からモノレールに乗り、最初の宿泊先の最寄駅の牧志へ。
ホテルに荷物を置いて、ほっと一息。
自分の家ではないけれど、那覇での拠点に着いてひと心地つきました。
人間にとって屋根のある落ち着ける場所は本当に大事なんだなと実感。

少ししてから近所をぷらぷら散歩。街の空気に馴染みに行きます。
場所柄観光客が多く、東南アジアの雑多な雰囲気。

軽くご飯でもと入った店では、中国人の家族連れが食券の券売機の前で何にするか決めかねてる様子。
後ろに並んでた私に気づいて、「先にどうぞ」と。
沖縄の食堂ってメニューがめちゃくちゃ多くて、日本人の私でもすぐ決められないです。
ボタン一つにメニュー2つが割り当てられていたり、初見者泣かせですわ。

食堂一つをとってもローカル・ルールに馴染めないけれど、そんなよそ者感も心地よい。
そんなことを思った1日目でした。

翌日からが本気のダラダラ

ふと目が覚めたけれど真っ暗。
いったい何時だろう?とみたら朝の7:00。
西の方だから日の出が遅いのですね。
頭では分かっているものの、7時で真っ暗というのも滞在の最後まで慣れなかった。

ようやく7:30頃に日の出。

普段の生活で朝の風景をまじまじ眺めるなんてないからなあ。
普段よりよほど優雅な朝であることを実感し、ストレスまみれで時間に追われっぱなしの普段の生活を思う。
やっぱりおかしいよなあ…と。

まあ自分で「ストレスまみれ」とか言ってる人ほど、まだ余裕あるかもしれないけれど。
ともあれ、今日から(正確には昨日から)しばらく仕事に行かなくていいんだという、なんとも素晴らしい安堵感に包まれた爽やかな朝でありました。

それではシャワーでも浴びてから朝ごはんを食べに行きますか。