前回はオートレストラン界のレジェンドであるオレンジハットを堪能しました。
そのオレンジハット最寄りの北藤岡駅からJR八高線と高崎線を乗り継ぎ本庄駅へ。
ここから伊勢崎駅行きのバスに乗車して10分ほど、八斗島南(やったじまみなみ)バス停に到着です。
自販機食堂とは?
オレンジハットが伝統的オートレストランだとすれば、こちらは21世紀型オートレストランでしょう。
懐かしの自販機でフードを販売しているのは変わらないのですが、以下のような特徴があります。
- レトロ自販機そのものを楽しむ場所
- 清潔感がある
- 禁煙
- サブカルぽい雰囲気
- 駐車場は小さめ
一言で表現すれば、初心者向けのオートレストランですね。
オートレストランには興味はあるけど、荒くれ者の巣窟ぽくて近寄りがたいなあと思ってる人にはお勧めです。
じつは自販機食堂の開業は2014年11月。
レトロ自販機自体が製造中止や部品不足で数を減らす中、時代にあらがって誕生しているのです。
既存のオートレストランと違って、レトロ自販機という文化を守って世界に発信する最前線という感じでしょうか?
ところで、この自販機食堂の経営母体もオレンジハットと同じく株式会社ミトミぽいのですよね。
本社はここの近くのようですし。
オレンジハットとは全然ベクトルが違ってますが。
店内はどんな感じ?
土曜日の朝9時ごろですが、まだお客さんはいません。
早速店内にお邪魔しましょう。
中はコンパクトですが、テーブルが3卓、カウンターに6席ぐらい、そして入り口側に可愛いお座敷まであります。
このミニチュア感、子供向けっぽいけど、ここには大きなお兄さんしか来ないんですよねぃ。
でもこういう遊び心はいいなあ。
カウンターの端には漫画コーナーもあって、ちょっと時間潰しにもなりますね。
「それ町」を全巻揃えているとは趣味が素晴らしい。
古い自販機なので機嫌の悪いこともあるらしく、もし暖かくないのが出てきたらレンジで温め可能です。
いたれりつくせり。
トイレもひとつ清潔なのがあり、古いドライブインとは一線を画します。
ゴミがきちんと分別できて嬉しい。
お客のマナーも良さそうです。
自販機のラインナップ
さっそくどんな自販機があるかみてみましょう。
自販機ビギナーなら満足のラインナップです。
そしてトーストサンドと人気を二分するハンバーガー。
そのお隣には伝統芸そば・うどん自販機が2台。
瓶のジュースも販売中です。
容量は200mlなので、500mlペットボトルに慣れた身としてはとっても少なく感じるのが新鮮。
ビンジュースの経験がない人のために、こんなpopも貼ってあります。
いちいちかわいい。
缶やペットボトル飲料のチョイスも一風変わってます。
ガラナとかまたレアな。仕入れ担当は元道民かな?
そういえばおもちゃ類も健全な?ものばかりで、成人向けはないのでお子様が来店しても安心です。
男のパラダイスというよりは、ライトオタクのパラダイスって感じかな。
名物トーストサンド
さっきラーメンを食べてから2時間ほどなので空腹ではないので、おやつにトーストサンドをいただきましょう。
当然あちあちなのでミトンかトングで取り出しましょう。
これ食べてる時にお店の方がトーストを補充していたのですが、中にはこのアルミホイルに包まれたトーストの山。
40秒で熱々になるのだから、凄い出力なんでしょうね。
ハニーマスタードベーコン250円。ビンのジュース(150円)と共にいただきます。
人気メニューですが、とても美味しい!味覚のバランスがいいですね。
自分でも作りたくなりました。ホットサンドメーカで作れるかな?
8枚切りの食パンに具材を挟んだだけなのに十分お値段分の美味しさです。
懐かしさバイアスではなく、実際に美味しいところが人気なんでしょうね。
ちょうどお店の方がトーストサンドのほか、そばやうどんの補充をしに来ていたのですが、その量はいずれも数十食分。
それだけの来店が見込まれるんでしょうね。
私がいた1時間ほどの間にもツーリングの人とか、ローディーの方がふらっと立ち寄られていたので、旅好きな人にはお馴染みの店なんだなと思いました。
アクセス
自販機食堂は電車でのアクセスはできません。
本庄駅〜伊勢崎駅を結ぶ路線バスの八斗島南(やったじまみなみ)バス停が最寄りです。
本庄駅からは10分、伊勢崎駅からは20分程度です。
八斗島南バス停からは徒歩10分ほど。
バスは1時間に2本程度走っているのでそこそこ便利だと思います。
自販機食堂の中には漫画もあるので、バス待ちの調整時間を潰すには困りませんし。