電車やバスで行く北関東オートレストラン巡り3/3:オートパーラー上尾

前回は21世紀型オートレストランの自販機食堂を訪問。

バスで本庄駅まで戻り、高崎線を南下して北上尾駅に到着。

空が広くて気持ちいいですねぃ。
大宮から3駅とは思えないほどのんびりした雰囲気。

で、上尾は埼玉でしょ?埼玉は北関東じゃないよ、って言われそう。
でも個人的にさいたま市より南は南関東、でもそれより北は半分北関東ぽいと思ってます。

高崎線も大宮を過ぎると、景色が広々としてきませんか?
でも駅前とかはそこそこ都会で、完全に北関東ではないみたいな感じ。

そんなこんなで北上尾駅から徒歩10分ぐらいで目的地に到着。
オートパーラー上尾です。

ここもオレンジハット新町店と同じく国道17号線沿いにあるので、車のお客さんメインなんでしょうね。
ちなみに、写真奥が高崎方面。中央分離帯があるので、高崎方面からは右折入場できません。

オートパーラー上尾とは?

都内からもほど近く、駅から徒歩で来店できるということで、都内から最もアクセスが容易なオートレストランといわれています。

埼玉のオートレストランといえば、行田市にある鉄剣タローが有名ですが、あちらはなかなかキャラの立ったお店で、駅からも30分ほど歩きます。
こちらは飾り気のないノーマルな感じなので、アクセスの良さも含めて初心者向けだと思います。

ちなみに、基本ゲームが中心でレトロ自販機はあくまでサブといった位置づけ。
ゲームの筐体は電源が入ってないのもあるのですけどね。

自動販売機

正面玄関を入って、左奥に自動販売機がずらりと並び、椅子とテーブルも並んでいて、きちんと食事コーナーしています。

レトロ自販機としてはトーストサンドとそば・うどんの2種ですね。

瓶ジュースの販売機もしっかり装備

ファンタが100円からありますね。
安い。

ここの特徴は価格が安いこと。
そば・うどんは250円と格安です。

トーストサンドも200円きっかり。

カップラーメンもコンビニより安いかもしれないです。

オートレストランって品揃えに各店の趣味が出ていて楽しいのですが、ここはなぜか柿ピー推し。
ゲームしながら食べるのに便利とか?

お菓子も置いていて、ゲーマーに優しい品揃えみたいです。

トーストサンド(コンビーフ)と天ぷらうどんを食べてみます

では、ここの名物であるコンビーフのトーストサンドをいただきましょう。
相変わらず素っ気無い見た目で、

中身も想像通り、マスタードとコンビーフとマーガリン?なのですが、

これが実に良いコンビネーション。
人気メニューなのは分かります。

しかも200円という採算度外視の価格。
ゲームに課金してもらわないと赤字なんじゃないか?

そして、自販機名物のうどんです。
天ぷらは最初から上に乗っているふにゃふにゃタイプです。

ワカメがちょっと顔を出していますね。

ここのはうどんの茹で具合といい、つゆの熱さといい、完璧な自販機うどんです。
小海老入りのかき揚げも香ばしさがあって、これで250円はお買い得です。

食べ進めると、底からうずらの卵とナルトがこんにちは。
これはオートパーラー上尾名物ですね。

つゆは濃いめなので、全部飲み干すことは個人的には無理。
でもちゃんとつゆ捨て場はあるので安心です。

店内の雰囲気

オートレストランってどこもそうなのか、ゲーマーが数人黙々とゲームをプレイ中で、機械音はすれど静寂な感じなんですよね。
ここもそんな感じで、さらに薄暗いものだから、ちょっとアンダーグラウンド的な雰囲気です。

タバコ臭さは特に感じなかったかな。
食事用のテーブルには灰皿はなかったので、これは群馬との違いかな。
都会になればなるほど喫煙者に厳しいですので。

トイレは男女別に装備されてるけど昭和っぽいトイレ。
もちろん和式。

まあとにかく薄暗いんですけど、どよんとした雰囲気ではなく、秘密の隠れ家みたいな落ち着ける空間だと思います。
私がこういう場所が好きってこともあるけれど。

落ち着けるのはお客のマナーがいいからかもしれません。
コミ箱コーナーがあるのですが、みんなきちんと分別してきれいに捨てています。

利用者がルールーをきちんと守ってるだけで店の雰囲気は良くなりますね。
(青いバケツは汁捨て場)

近所に住んでいたら、夜小腹が空いたら立ち寄ってささっと食う。
そんなことをしてみたくなるオートパーラー上尾でした。

アクセス

JR高崎線の北上尾駅から徒歩10分。

東京駅からだと45分、770円で行けてしまいます。
オートレストランに興味はあるけど、本場の群馬は遠いって方にはおすすめです。