日本のシンボルにして世界遺産である富士山。
国内最高峰だけあって、静岡県や山梨県はもちろんのこと、もっと遠くからも眺めることができます。
それもあってか全国各地には「富士」が含まれる地名があちこちにあります。
その理由はその場所から富士山が見えたからでしょう。
ということで、全国に散らばる鉄道の駅のうち、駅名に「富士」が含まれる駅を訪ねて、富士山の眺望がどれほど素晴らしいか確かめてきました。
今回は山梨県の駅を訪ねました。
静岡と並び富士山観光の玄関口である山梨県。
意外にも駅名に「富士」が含まれる駅は2つだけ。
ただ、静岡側の駅よりは雄々しさに勝る気がしました。
いずれの駅も富士急行線の駅になります
富士山駅(富士急行線)
かつては富士吉田駅であったものの、2011年に現在の駅名に改称されたそうです。
上の写真は駅ビルなんですが、なぜか場違い感な鳥居が。
どうやら改称の際に設置されたらしいです。
いかにも外国人観光客受けしそうな直球デザインですが、富士山の眺望は期待通りです。
停車中の電車からもご覧の通り美しい姿を拝めます。
富士山駅は必ず電車の方向転換が行われるので、3〜5分程度の停車時間があるようです。
ですので、ここで降りなくても、電車に乗ったまま富士山を目にすることができてお気楽です。
でも、やはりここでは降りて、駅ビルQ-STAの6階に向かって欲しいですね。
富士山展望デッキが無料開放中ですので。
こんな感じで、こじんまりとしたウッドデッキだけのスペースですが、遮るものは何もないので、綺麗な形の富士山を見ることができます。
山梨側の駅から見える富士山の特徴としては、若干大きめに見えるところでしょうか。
そして、裾野など、本体の付随物が一切視界に入らないこと。
富士山までの距離的には富士宮より少し近いだけなんですが、個人的にこちらの方が大きく見えるんですよね。
シンプルに富士山の雄大さを眺めたいなら、山梨の駅がお勧めです。
富士急ハイランド駅(富士急行線)
さきほどの富士山駅のお隣、富士急ハイランド駅からも富士山は見えます。
ただ、こちらには駅ビルなどなはく、こじんまりとした駅舎のみ。
そして、駅舎を出るとすぐお隣には富士急ハイランドのゲート。
電車で来たのは初めてなので、こんなに近いとは初めて知りました。
実に微妙である。
まあ、富士急ハイランドの施設越しなのでしょうがないといえばそれまでですね。
ここは入園して、アトラクションを楽しみつつ富士山も眺めるというのが正しい作法でしょう。
個人的には観覧車がじっくり眺められてお勧めです。
以上山梨県の2駅でしたが、富士急行線は電車の本数が1時間に1〜2本と少なめ。
街のど真ん中にある富士山駅はともかく、富士急ハイランド駅は時間を潰せる場所があまりないので、訪問の際は計画的に。