春以来忙しくしていつの間にか夏も終わり。
遠出できるほど余裕はないけど地元を中心にお出かけしています。
私は自転車を嗜むのですけど、茨城県は自転車勢には天国な環境なのです。
県の南部は関東平野が広がり、私のような初心者にも優しい平坦コースばかり。
とくに霞ヶ浦を一周するコース(約125km)と土浦〜岩瀬間のりんりんロード(約40km)はポピュラーです。
この日は代休を取ったので平日にりんりんロードをうろうろ。
曇天だけど、ちょっと爽やかな風も吹いて気持ち良い。。。
こんな田んぼのど真ん中を突っ切るサイクリングロードにレストランの看板。
明らかにサイクリストを勧誘してますな。
ちょうどお昼どきなので、このキャニオンさんとやらでご飯にしましょうか。
ちなみに、位置関係は下の写真のような感じで、サイクリングロードを外れて、田んぼの中を突っ切ると赤丸の場所にレストランはあるみたい。
この看板がなけりゃ想像もできないですよね。
ということで、雑草をまたいで、農道ぽい道に降りて向かってみます。
こういう小さな橋はうちの近所にもたくさんあるけど、真夏の景色とセットだと映えるんですよね。
青々とした水田と用水路とのセットは完璧です。
さて、レストランはたしかに国道沿いにありました。
ここは車で通ったことは何度かあるけれど、このレストランには気づかなかったなあ。
場所は常磐道の土浦北インターを降りて、国道125号線を筑波山方面へ向かう途中にあります。
ちょうど交差点を超えて、それまでの片側2車線が1車線に減るところ。
お店の前には自転車用のスタンドも置いてあって、自転車乗りも食べにくるんですね。
お腹が空いて、周りに何もない景色の中、あの看板を見れば吸い込まれますって。
イラストの描かれているAセット、Bセットにも惹かれたけれど、ここはミラノかつセット1100円にします。
なんとなく勘で。後から来店した常連さんらしい人もオーダーしていたのでお勧めなのかも。
この他にもいろいろメニューがあって、単品メニューも迷ったけれど、小食なのでまずは様子見です。
そして私のミラノかつセットが到着。
おお、、正統派洋食っぽくもあり、きんぴらとお新香が添えられるのが和食ぽくもあり。
こういう感じは良いですねぃ。
ミラノかつってなんだろう?
って思ってたけど、中にチーズが入ったメンチカツでした。
とろとろのチーズがうにょーんと伸びて、お肉からは肉汁たっぷり。
たっぷりのデミグラスソースが濃厚で、ご飯が進む味付け。
きんぴらとお新香は箸休めにぴったりのさっぱりさで、これはベストな組み合わせです。
お箸で食べるところが洋食というより定食で庶民的で良かです。
お店の人によると、やはり自転車乗りの人は結構来るそうです。
でも、地元の人の予約らしき電話が頻繁にかかっていたので、地域密着のお店でもあるよう。
お店の雰囲気はアットホームで居心地が良いし、私好みの街道沿いの食堂ってところがたまらんです。
なんでももう50年近く営業しているそう。
今から50年前は1969年だから、東京オリンピックのちょっと後ですね。
そんなこんなでおすすめメニューのプリン(350円)もいただいて、満足満足なランチでした。
もう夏も終わり、涼しい秋。
ペダルを回しても汗をそれほどかかない季節になってきました。
なので、ふつうに食事に入るのにも躊躇なくできそうです。
りんりんロード沿いでは珍しい洋食屋さんなので、自転車乗りの方は食べに来てみてはいかがでしょう。